CDレビュー 【Lyu:Lyu - 太陽になろうとした鵺】
今月、7/6に発売だったCDです。勢いでCD購入特典のライブ先行予約をしてしまいました。今年はライブはこれだけになりそう。11月とまだ先ですがとても楽しみ。
さて、Lyu:Lyuの2ndアルバムについてのレビューですが、バンドについての感想も少ししておきます。Lyu:Lyuはインディーズバンドであり、mf247やニコニコ動画で高い支持を得ているバンドだそうです。
僕自身はニコ生のライブ配信でLyu:Lyuを知り、その後、Vo&Gtのコヤマヒデカズさんがネット上で他名義での活動をしていることも知りました。ネットで知った人が多いバンドだと思うのですが、入り口がいくつかあって、ファン層がどういったものになっているのか知らないのですが、非常に気になります。といっても入り口の位置は互いに近そうなんだけどね。
それで、今回のアルバムである「太陽になろうとした鵺」です。
トラックは8曲ですが、3局目はイントロ的なSEなので、実質は前作「32:43」と同じ7曲入りのミニアルバム。
うち2曲は5月に出ていたシングルにも入っていた曲。さらに1曲は公式に音源化はされていなかったものの、僕が初めて聴いたライブ配信でも歌っていて、ボカロ曲としても有名な「文学少年の憂鬱」。残りの4曲がこのCDからの新曲と言えると思います。
1年ぶりのアルバムだというのにまたミニアルバムサイズで、しかも先行シングルと2曲も被っている…
ということで物足りない感が否めなかったのですが、それでもやはり買ってよかった。
1曲目はほぼイントロなしで始まるテンポの早い「生命線上の8ビート」。アルバムの最初に相応しい曲ですが、ちょっとパンチが弱いかな。
2曲目はシングルで2曲目に入っていた「drop out」。
3曲目「雑踏」のSEに続いて、4曲目「文学少年の憂鬱」。アルバム発売に先立って、Lyu:Lyu版の音源もニコニコ動画に上がりましたね。
5曲の「月の旅人」はサビが非常に気持ちいい。ライブ映えするんじゃないかな。
6曲目「Dear my unhappiness」は良いバラード曲です。地味めな印象の曲だったのですが、何度かCDを通して聴いていると存在感が増してきました。
7曲目は「嘘と朝日」。シングルの一曲目でしたが意外にもアルバムでは後半に配置されています。
ラストの8曲目が「花よ花よ」。絶望を経ての希望という、コヤマさんの得意な歌詞構成。"小さい存在である僕"と"壮大な世界"という2面性をもった曲だと思います。
歌詞世界は前作より丸くなった印象ですが、聴いていて苦しくなるような詞はやはり中毒性があるなあ。ややゴリゴリした感じの3ピースサウンドが好きならばおすすめします。
初めてレビューらしきものを書いてみたけど、締め方がよくわからないな……終わり。